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Chapter 7

税金の基礎知識

知らないと損する税金特例と節税方法

実家じまいに関わる税金の全体像

税金の種類 発生するタイミング 主な特例
譲渡所得税 不動産を売却したとき 3,000万円特別控除
相続税 相続が発生したとき 基礎控除、小規模宅地等の特例
固定資産税 毎年1月1日時点の所有者 住宅用地の特例
不動産取得税 相続以外で不動産を取得 相続は非課税
登録免許税 登記をするとき 相続は0.4%に軽減

譲渡所得税と3,000万円特別控除

譲渡所得税の計算方法

譲渡所得 = 売却価格 -(取得費 + 譲渡費用)

  • 取得費: 購入価格 + 購入時の諸費用(不明な場合は売却価格の5%)
  • 譲渡費用: 仲介手数料、印紙税、解体費用など

税率

所有期間 所得税 住民税 合計
5年以下(短期) 30.63% 9% 39.63%
5年超(長期) 15.315% 5% 20.315%

3,000万円特別控除

居住用財産(マイホーム)を売却した場合、譲渡所得から最大3,000万円を控除できます。

計算例:売却価格2,000万円の場合

売却価格2,000万円
取得費(5%)-100万円
譲渡費用-73万円
譲渡所得1,827万円
3,000万円控除-1,827万円
課税対象0円

相続後の特例は条件が厳しい

相続した空き家を売却する場合の特例(被相続人の居住用財産特例)は、昭和56年5月31日以前に建築された家屋で、耐震リフォームまたは解体が必要など、条件が厳格です。生前売却の方が特例を使いやすいです。

相続税の基礎

基礎控除

3,000万円 +(600万円 × 法定相続人の数)

例:相続人が配偶者と子2人の場合 → 3,000万円 + 600万円 × 3 = 4,800万円

遺産総額が基礎控除以下なら、相続税はかかりません。

相続税の税率

法定相続分に応ずる取得金額 税率 控除額
1,000万円以下10%-
3,000万円以下15%50万円
5,000万円以下20%200万円
1億円以下30%700万円
2億円以下40%1,700万円

配偶者の税額軽減

配偶者が相続する場合、1億6,000万円または法定相続分のいずれか大きい方まで非課税です。ただし、二次相続(配偶者の死亡時)のことも考慮が必要です。

固定資産税

住宅用地の特例

  • 小規模住宅用地(200平米以下): 課税標準が1/6に
  • 一般住宅用地(200平米超): 課税標準が1/3に

特定空き家・管理不全空き家に注意

適切に管理されていない空き家は「特定空き家」や「管理不全空き家」に指定され、住宅用地の特例が解除されます。固定資産税が最大6倍になる可能性があります。

小規模宅地等の特例

被相続人が住んでいた土地を相続する場合、一定の要件を満たせば評価額を80%減額できます。

主な要件

  • 配偶者が取得: 無条件で適用
  • 同居親族が取得: 相続税申告期限まで居住・保有を継続
  • 別居親族が取得(家なき子特例): 相続開始前3年以内に自己所有の家に住んでいないなど厳格な要件

効果の例

土地の評価額3,000万円
80%減額後600万円

次のステップ

税金の特例には期限があります。期限カレンダーで、いつまでに何をすべきかを確認しましょう。

税金の概算を知りたい方へ

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