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Chapter 2

売却する

まとまった資金を得て管理から解放される選択肢

売却のメリット・デメリット

メリット

  • まとまった資金が手に入る: 老後資金、子どもへの援助など自由に使える
  • 管理から完全に解放: 固定資産税、維持費、管理の手間がなくなる
  • 相続トラブル防止: 現金化すれば分割が容易
  • 税金特例が使える: 3,000万円控除で譲渡所得税がゼロになる可能性

デメリット

  • 思い出の場所がなくなる: 実家に帰る場所がなくなる
  • 売却に時間がかかる: 仲介の場合、3〜6ヶ月程度
  • 費用がかかる: 仲介手数料、登記費用など
  • 相場より安くなる可能性: 立地や物件の状態による

仲介と買取の違い

項目 仲介 買取
売却価格 相場通り(100%) 相場の60〜80%
売却期間 3〜6ヶ月 1〜2週間
仲介手数料 売却価格の3%+6万円 不要
内覧対応 必要(複数回) 1回のみ
契約不適合責任 負う(原則) 免責のケースが多い

どちらを選ぶべき?

  • 仲介がおすすめ: 時間に余裕がある、少しでも高く売りたい
  • 買取がおすすめ: 急いでいる、古くて売れにくい物件、遠方で対応が難しい

売却にかかる費用

費用項目 金額の目安 備考
仲介手数料 売却価格の3%+6万円+税 2,000万円なら約73万円
印紙税 1万円〜3万円 売買契約書に貼付
登記費用 1〜3万円 抵当権抹消など
測量費 30〜50万円 境界確定が必要な場合
解体費 150〜300万円 更地で売る場合
遺品整理 20〜50万円 3LDK程度の場合

譲渡所得税について

売却益が出た場合、譲渡所得税がかかります。ただし、3,000万円特別控除を使えば、多くのケースで税金はゼロに。詳しくは税金の基礎知識をご覧ください。

売却の流れ

1
相場を調べる(1週間)

不動産ポータルサイト、国土交通省の取引価格情報で近隣相場を確認

2
不動産会社に査定依頼(1〜2週間)

複数社に依頼して比較。一括査定サービスが便利

3
媒介契約を締結(1日)

専任媒介か一般媒介を選択。専任の方が積極的に売却活動してくれる傾向

4
売却活動(1〜6ヶ月)

ポータルサイトへの掲載、チラシ配布、内覧対応など

5
売買契約(1日)

買主と契約締結。手付金(売却価格の5〜10%)を受領

6
決済・引渡し(1日)

残代金受領、鍵の引渡し、所有権移転登記

必要書類

  • 登記識別情報(権利証): 所有権を証明する最重要書類
  • 固定資産税納税通知書: 評価額確認、精算に使用
  • 印鑑証明書: 発行から3ヶ月以内のもの
  • 住民票: 登記上の住所と異なる場合に必要
  • 本人確認書類: 運転免許証、パスポートなど
  • 建築確認済証・検査済証: あれば提出(なくても可)
  • 測量図・境界確認書: あれば提出

相続物件の場合

相続登記が完了していることが前提です。未登記の場合は、まず相続登記を行ってから売却活動を開始します。

高く売るコツ

  1. 複数社に査定依頼: 1社だけでなく3〜5社に依頼して比較
  2. 適正価格で売り出す: 高すぎると売れ残り、結果的に値下げすることに
  3. 第一印象を良くする: 内覧前の清掃、不用品の処分
  4. 売却時期を選ぶ: 1〜3月は需要が高まる傾向
  5. 情報開示を正確に: 瑕疵は隠さず伝える(後のトラブル防止)

次のステップ

売却ではなく賃貸に出すことも選択肢の一つです。定期収入を得ながら資産を残したい場合は、賃貸に出すもご検討ください。

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