売却のメリット・デメリット
メリット
- まとまった資金が手に入る: 老後資金、子どもへの援助など自由に使える
- 管理から完全に解放: 固定資産税、維持費、管理の手間がなくなる
- 相続トラブル防止: 現金化すれば分割が容易
- 税金特例が使える: 3,000万円控除で譲渡所得税がゼロになる可能性
デメリット
- 思い出の場所がなくなる: 実家に帰る場所がなくなる
- 売却に時間がかかる: 仲介の場合、3〜6ヶ月程度
- 費用がかかる: 仲介手数料、登記費用など
- 相場より安くなる可能性: 立地や物件の状態による
仲介と買取の違い
| 項目 |
仲介 |
買取 |
| 売却価格 |
相場通り(100%) |
相場の60〜80% |
| 売却期間 |
3〜6ヶ月 |
1〜2週間 |
| 仲介手数料 |
売却価格の3%+6万円 |
不要 |
| 内覧対応 |
必要(複数回) |
1回のみ |
| 契約不適合責任 |
負う(原則) |
免責のケースが多い |
どちらを選ぶべき?
- 仲介がおすすめ: 時間に余裕がある、少しでも高く売りたい
- 買取がおすすめ: 急いでいる、古くて売れにくい物件、遠方で対応が難しい
売却にかかる費用
| 費用項目 |
金額の目安 |
備考 |
| 仲介手数料 |
売却価格の3%+6万円+税 |
2,000万円なら約73万円 |
| 印紙税 |
1万円〜3万円 |
売買契約書に貼付 |
| 登記費用 |
1〜3万円 |
抵当権抹消など |
| 測量費 |
30〜50万円 |
境界確定が必要な場合 |
| 解体費 |
150〜300万円 |
更地で売る場合 |
| 遺品整理 |
20〜50万円 |
3LDK程度の場合 |
譲渡所得税について
売却益が出た場合、譲渡所得税がかかります。ただし、3,000万円特別控除を使えば、多くのケースで税金はゼロに。詳しくは税金の基礎知識をご覧ください。
売却の流れ
1
相場を調べる(1週間)
不動産ポータルサイト、国土交通省の取引価格情報で近隣相場を確認
2
不動産会社に査定依頼(1〜2週間)
複数社に依頼して比較。一括査定サービスが便利
3
媒介契約を締結(1日)
専任媒介か一般媒介を選択。専任の方が積極的に売却活動してくれる傾向
4
売却活動(1〜6ヶ月)
ポータルサイトへの掲載、チラシ配布、内覧対応など
5
売買契約(1日)
買主と契約締結。手付金(売却価格の5〜10%)を受領
6
決済・引渡し(1日)
残代金受領、鍵の引渡し、所有権移転登記
必要書類
- 登記識別情報(権利証): 所有権を証明する最重要書類
- 固定資産税納税通知書: 評価額確認、精算に使用
- 印鑑証明書: 発行から3ヶ月以内のもの
- 住民票: 登記上の住所と異なる場合に必要
- 本人確認書類: 運転免許証、パスポートなど
- 建築確認済証・検査済証: あれば提出(なくても可)
- 測量図・境界確認書: あれば提出
相続物件の場合
相続登記が完了していることが前提です。未登記の場合は、まず相続登記を行ってから売却活動を開始します。
高く売るコツ
- 複数社に査定依頼: 1社だけでなく3〜5社に依頼して比較
- 適正価格で売り出す: 高すぎると売れ残り、結果的に値下げすることに
- 第一印象を良くする: 内覧前の清掃、不用品の処分
- 売却時期を選ぶ: 1〜3月は需要が高まる傾向
- 情報開示を正確に: 瑕疵は隠さず伝える(後のトラブル防止)
次のステップ
売却ではなく賃貸に出すことも選択肢の一つです。定期収入を得ながら資産を残したい場合は、賃貸に出すもご検討ください。