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Chapter 3

賃貸に出す

定期収入を得ながら資産として残す選択肢

賃貸のメリット・デメリット

メリット

  • 定期収入: 毎月の家賃収入が得られる
  • 資産を残せる: 将来の値上がりや子どもへの相続が可能
  • 節税効果: 減価償却費、ローン利息、修繕費などが経費に
  • いつでも売却可能: 収益物件として売却できる

デメリット

  • 空室リスク: 入居者がいなければ収入ゼロ
  • 初期投資が必要: リフォーム、設備更新など
  • 管理の手間: 入居者対応、修繕、確定申告など
  • 入居者トラブル: 家賃滞納、近隣クレームなど

利回りの計算方法

賃貸経営の収益性を判断する指標が「利回り」です。

表面利回り

年間家賃収入 ÷ 物件価格 × 100

実質利回り

(年間家賃収入 - 年間経費)÷(物件価格 + 初期費用)× 100

シミュレーション例

物件価格1,500万円、家賃8万円/月の場合

年間家賃収入 96万円(8万円×12ヶ月)
表面利回り 6.4%
年間経費(管理費・修繕積立等) -20万円
固定資産税 -10万円
初期リフォーム費用 200万円
実質利回り 約3.9%

注意点

空室期間を考慮すると、実際の利回りはさらに下がります。地方の築古物件は空室リスクが高いため、慎重な判断が必要です。

必要なリフォーム

工事内容 費用目安 優先度
クロス張替え(全室) 30〜50万円
畳からフローリング 20〜40万円/部屋
キッチン交換 50〜100万円
浴室リフォーム 70〜120万円
トイレ交換 15〜30万円
給湯器交換 15〜25万円
エアコン設置(1台) 8〜15万円

費用を抑えるコツ

  • 複数社から見積もりを取る
  • 必要最低限の工事に絞る
  • DIYできる部分は自分で
  • 設備は中級グレードで十分

管理会社の選び方

管理委託の種類

  • 一般管理: 家賃回収、入居者対応、修繕手配など(家賃の5〜8%)
  • サブリース: 空室でも一定賃料を保証(家賃の80〜90%)

選ぶポイント

  1. 地元の賃貸事情に詳しいか
  2. 入居率の実績
  3. トラブル対応の体制(24時間対応など)
  4. 報告の頻度と内容
  5. 解約条件(違約金の有無)

リスクと対策

リスク 対策
空室 適正賃料設定、設備充実、管理会社の入居促進力
家賃滞納 保証会社の利用(必須)
入居者トラブル 入居審査の厳格化、管理会社の対応力
修繕費の増大 計画的な修繕積立、火災保険の充実
災害 火災保険・地震保険への加入

次のステップ

売却も賃貸もせず、空き家のまま維持するという選択肢もあります。維持するページで、年間コストやリスクを確認してください。

売却と賃貸、10年でどちらが得?

診断レポートでは、売却した場合と賃貸した場合の10年収支シミュレーションを比較できます。